★NATOがリトアニアで首脳会議を開いている。
・・・丁度、トルコがスウェーデンのNATO加盟を認めた。
・・・日本の岸田首相まで参加する。
プーチン・ロシアはNATO東進への恐怖から、ウクライナに侵攻したと言われるが、ウクライナ侵攻の結果、却って、フィンランド・スウェーデンという長年NATOに参加せず中立を貫いていた北欧二国をNATOに走らせてしまった。・・・そして、戦争後には、ウクライナもNATO参加するだろう。
◆ ロシアへの包囲網は広がり強まり、それが余計にロシアを頑なにする。
・・・私は、ここで、改めて、帝政ロシア、ソ連の頃から、ロシアが特に西方の欧州に領土を拡げようと武力行使、侵略を繰り返してきた「悲しいロシアの歴史」を思い起こす。
・・・西欧に対する根本的な劣等感と対抗意識あり、かつ、自然環境の優れない領土が国土で、特に西や南の不凍港の確保のために侵略を試みてきた。
・・・西側と平和裡に連携し互恵の発展を目指すならば、その機会はあったであろう。しかし、単純化かも知れないが、ロシア民族の悲しい屈折した劣等感の裏返しで、常に、武力による領土拡張、不凍港の確保に走ってきた。しかも、特にWWIIの戦乱、特に特に「得意技」は戦争末期のドサクサに乗じて他国の領土を奪う方式、それでやってきた。
◆ 以下は、そのロシア・ソ連の悲しい他国侵略の歴史だ。侵略なのか正当なる「進軍」なのかは解釈の問題もあるが、ナポレオンの仏、ナチス・ドイツを除くと、これだけの侵略の歴史のリストは他国ではあり得ないだろう。
・・・この悲しい運命を受け継ぐプーチン。どこまで行くのだろうか?
◆◆◆ロシア・ソ連の侵略の歴史:
【ロシア帝国】
1. 18世紀末:ロシア帝国によるポーランド侵攻/分割、ロシア帝国はポーランド・リ トアニア共和国に侵攻し、その領土を併合。
2. クリミア戦争(1853年-1856年):ロシア帝国はオスマン帝国に対して侵攻し、クリミア半島を占領しようとしたが、連合軍によって撃退された。
3. ロシア帝国による中央アジアの征服(19世紀):ロシア帝国は中央アジアの地域(カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスタンなど)を征服し、領土を拡大した。
4. WWI中の東部戦線(1914年-1917年):ロシア帝国は中央同盟国(ドイツ、オーストリア=ハンガリー帝国など)と戦い一部領土を占領。
【ソ連】
1.WWIIに乗じたソ連の他国侵略:
① ポーランド侵攻(1939年):ソ連はナチス・ドイツと共にポーランドに侵攻、その領土を分割。
② バルト三国併合(1940年):ドイツと共謀し、エストニア、ラトビア、リトアニアを併合。
③フィンランド侵攻(1939年-1940年):フィンランドに侵攻、一部領土占領しようとした。
④バルカン諸国侵攻(1944年-1945年):WWII末期にブルガリア、ルーマニア、ハンガリーなどのバルカン諸国に侵攻し、その領土を占領。
⑤ケーニヒスベルク(現カリーニングラード):WWII末期の1945年4月にドイツから奪う。
⑥日本の北方領土侵攻(1945年):日本のポツダム宣言受諾後に北方領土不法占領
2.アフガニスタン侵攻(1979年-1989年):アフガニスタンに侵攻し長期にわたり戦争。
【ソ連崩壊後のロシア】
1. 2008年南オセチア紛争で、ジョージアに侵攻。
2. 2014年のクリミア侵攻、そして、2020年からのウクライナ侵攻。  Nat

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