★★ 久々に一人のクリスチャンとしての投稿。
● 今月は、私の教会(田園江田教会)で私が担当しているジュニア・チャーチ(日曜朝9時からの、こども・若者等中心の教会)では、新約聖書の使徒言行録という処から、イエスの十字架刑・復活の後、残された弟子たちが、広く国内外に「復活のイエスこそは救い主」との信仰を伝えていく有様を辿っている。
● 2000年も前のことだから、正確な年月はさておき、ざっくりいうと:
① AD 30年:イエスの刑死と復活
② 直後から、イエスの弟子たち(ペトロら)が初期のエル
サレム教会集団を形成
③ AD 35年:エルサレム等でペトロらの集団に最初の大迫害が発生。多くがシリア・トルコの方向に飛散。その過程で、後に聖パウロと呼ばれるサウロが幻の中でイエスに出会い、イエス・キリストを信じる人に転向。その信仰をシリア・トルコ等に勢力的に伝え始める。
④ AD 46年:パウロたちのシリア・トルコ伝道の結果、シリアにアンティオキア教会(ここでユダヤ人を越えて外国人を含む信徒たちが初めて「クリスチャン」と呼ばれる)が成立。
⑤ その後、パウロらにより、アンティオキア教会等を拠点として、信仰がローマにまで伝わり、後の世界宗教になる。
● 今日、私が思ったのは、当時の拠点であるアンティオキア教会、皆が祈り合い、復活したイエス・キリストへの信仰を世界中に広めたいと思ったその群れに、もし可能なら、タイムスリップして入り込んでみたいということだ。
● 刑死してしまったイエスのことを「復活し、永遠の救い主となった」と信じる人たちが、直後から発生し、それが結構短期間の間に、更に北方のシリアのアンティオキア等、外国人にまで拡がって祈る篤い集団になった。これは(1)集団詐欺・集団幻想か、(2)多くの人の魂を揺り動かす何か「とてつもない大きなこと」があったからか、そのどちらかと思われる、・・・・そして、現代でも、それを聞かれた人は、3種類に分かれる:
【1】 そもそも、無関心な人(2000年前のこと、どう思うか、聞かれてるのだから、これ多数が当然!)
【2】上記(1)の通り「集団詐欺・集団幻想だ!」と判断する人(科学的な認識を重視すればするほど、そもそも「復活」なんてアホらしい。だから、これ普通。)
【3】最後に、上記(2)の通り、パウロやアンティオキア教会の人たちの信仰を、場合によっては、アホらしいと言われながら、何故だか、自分の信仰として受けとめて生きることにした人(ある意味で変わった人)。
● この3種類だ。・・・この、どれを選ぶか? ---- 判断基準として「史料」の類では、所詮古い話だから断片的なものしかなく、それでは結論は出ない。「科学的」には、たとえ ”聖人” でも、まさか復活などあり得ない。とすると、各自、そもそもこの設問をパスするか、自分の「生きざまの選択」として、これを選ぶしかない。そして、私は、アホと言われようが何であろうが、【3】の生き方を選んで生きているということだろう。・・別の選択をしている人には、ちょっと分からないだろうが、クリスチャンとは、そういうものだと思う。 なのです。 Nat